【連載】収入・いきがい・からだ のバランスのとれた 60歳~ 65歳~ の働き方を考える

第1回 60歳~、65歳~の収入は?

60歳、65歳が近くなると増す不安として

▶65才までは雇用延長はあるが収入減、その後延長は今の仕事での収入はなくなる

65才から年金があるが、金額が不安
仕事をしない生活って....(毎日何をしようか?)

フルタイムで働くのは体力的にきつい

があると思います。その一方で、いざ仕事を探してみると....

60才以降の社員の求人はほとんどない(求人票上はあるが....)

60才以降の求人の多くは短期の警備員や清掃員 等(経験が活かせない)

経験がある仕事があっても募集に応えるためにはリスキリングが必要

と感じる方も多いと思います。

どれぐらい収入が減る?】
 どれぐらい収入が減るかは人によって違います。そこで、ここでは印刷業界の平均的な給与(厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」)から、その金額をシミュレーションしました。
平均的な印刷業界の年収は、50~54歳がピークです。
50歳~54歳の平均的な給与は、年間322.2万円(月換算で26.9万円/月)

その後、年収は減り
【55歳~64歳の減少額】
  • 55歳~59歳の平均的な給与は、年間312.7万円(月換算で26.1万円/月 0.8万円/月 減少
  • 60歳~64歳の平均的な給与は、年間258.0万円(月換算で21.5万円/月 5.4万円/月 減少

となります。
では65歳退職後の年収はどうなるでしょうか? 65歳~の減少額】65歳以降働かなかった場合、収入は 基礎年金+厚生年金 となります。印刷業界の平均的な 基礎年金+厚生年金  の金額のデータがないため、仮に日本全体の平均年金支給額(厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」(令和5年度))で計算すると
  • 65歳~の平均年金支給額、年間244.8万円(月換算で20.4万円/月 6.5万円/月 減少
 となります
> 自分の年金の金額がシミュレーションできるサイトを次に示します。 上記の【65歳~の減少額】はあくまでも日本全体の平均年金支給額ですので、自分の減少額を計算する事をお勧めします。公的年金シミュレーター(厚生労働省HP)
年金試算シミュレーション(三井住友銀行HP)

この金額を見て
・そもそも印刷業界は年収が少なく生活が苦しくなる思った方
・趣味と両立させたいから”週3日ほど働く”で良いかなと思った方
・体力的に無理のない短縮勤務で働くで良いかなと思った方
様々と思いますが、多くの方が65歳以降も働きたいと感じたと思います。

連載記事の内容はスリビト説明会にご参加いただきますとご質問できます。
今月の説明会は3/22(土)9:30~錦糸町マルイ9Fすみだ産業会館で開催されます。

ご参加お待ちしております。